バイタルセンサー型見守りロボットを利用する際のメリットとデメリット

介護施設の多くで導入されている見守りロボットには、さまざまなセンサーのタイプがあります。バイタルセンサー型のロボットも、見守りロボットの一つです。
バイタルセンサー型のロボットは、ベッドマットの下などに身体の動きや心拍などを検知するセンサーを取り付けることで、離れた場所からでもいつでも利用者のバイタルサインを確認でき、異常があった場合にはスタッフへ通知が届く仕組みになっています。
このバイタルセンサー型見守りロボットを利用するメリットとしては、身体の動きだけではなくリアルタイムで心拍や呼吸を測定することができるため、体調の変化に気づきやすいという点が挙げられます。また、センサー自体もマットタイプやマットの下に敷くタイプがあり、その上に寝たりベッドマットの下に敷いても異物感を感じない形状です。そのため、利用者に不快感や違和感を感じさせることなく自然な形で使用できるのも、大きなメリットといえるでしょう。

逆にデメリットとして挙げられるのは、バイタルに異常がないかのチェックはできてもあくまで数値としてであり、実際に利用者の状態を映像としてはチェックできないという点です。
そのため異常を知らせる通知が来た場合には、実際に利用者の部屋に行って状態の確認をしなければなりません。また、人感センサーとは違いセンサーの上にいない場合には検知ができないため、センサーから離れた場所で転倒したりバイタルに異常が起きた場合には反応できないのもデメリットだといえます。